• 三田村

『行動分析学事典』(丸善出版) が刊行されました

最終更新: 2019年10月29日

以下の2つの項目を執筆した『行動分析学事典』日本行動分析学会編 (2019). 丸善出版 が出版されました。


1. 三田村仰. 習慣逆転法 p.568-571.

2. 三田村. アクセプタンス&コミットメント・セラピー p.618-621



習慣逆転法とは,チックやトゥレット症候群,抜毛症などの困りごとに対応すべく開発された行動療法の技法です。


習慣逆転法はさまざまな技法から構成されますが,特に重要なのは「気づきの訓練」と「競合する反応の訓練」であるとされています。


気づきの訓練では,例えば,抜毛についてであれば,<髪を抜こうとする衝動が生じ,腕をあげ,指を頭に持っていき,指先で髪の毛の束を寄り分けながら..>といった一つ一つの行動のプロセスに気づけるよう練習します。


競合する反応の訓練では,問題となっている行動と物理的に両立し得ないような行動を練習します。例えば,抜毛の例であれば,抜毛が始まりそうな場面で,机の上にあった消しゴムを握りしめるなどの行動を先にとっておく方法がこれにあたります。


近年では上記のような伝統的な技法に加えて,アクセプタンス&コミットメント・セラピーという心理療法(マインドフルネス,価値などがキーワード)を合わせることでより効果的であることが研究から示されています。



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