• 三田村

落ち込み・憂うつと「グルグル思考」

気分が落ち込んだり、憂うつになったとき、辛い考が頭の中をグルグルとめぐって困った経験はありませんか?


楽しい考えなら文句はありませんが、そんないいものではありません。

頭ではもう考えたって仕方ないと思っているようなことがグルグルと巡るのです。


「なぜこんなことになったんだろう?」「なんであんなこと言って/してしまったんだろう?」「自分にはきっと存在している価値なんてない」「明日,会社・学校に行きたくない・行けない」「この苦しみはきっと永遠に続くんだ...」などと、止めどなく頭の中をよぎって、さらには埋め尽くしていきます。


専門的にはこれは「抑うつ的反すう(rumination)」と呼ばれる現象で、うつ状態になったときにしばしば見られる現象です。研究によれば、抑うつ的反すうはそれ自体がうつの症状であるだけでなく、うつの症状を重くしたり、長引かせたりするとされています。さらに,うつが重くなるとこの反すうはさらに起こるようになるとされていて,反すうは非常に厄介な存在なのです(参考文献1, 2)。


ですから、あまりにこの抑うつ的反すうがひどい場合には、この抑うつ的反すうとの付き合い方を見直さなければなりません。


そこで、有用になってくるのがACTを始めとしたマインドフルネスに基づく認知行動療法なのです。



なお,マインドフルネスにはまた別の機会に書きたいと思います。


参考文献

  1. Nolen-Hoeksema, S. (1991). Responses to depression and their effects on the duration of depressive episodes. Journal of Abnormal Psychology, 100(4), 569-582.

  2. Treynor, W., Gonzalez, R., & Nolen-Hoeksema, S. (2003). Rumination reconsidered: A psychometric analysis. . Cognitive Therapy and Research, 27, 247-259.


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